地元のイベントに呼ばれちゃう姉妹 以下SS 「やっぱりやめようよ、お姉ちゃん……」 「いまさら何言ってるの!」 出番を前にしてぐずる、妹の麻衣を私は叱りつけた。これは、お祖母様が生前 引き受けていた仕事なのだ。鬼獣淫界との戦いで荒廃した、羽衣大社を建て直すため、 私たちにもできるバイトを探してくれていたのだ。 それにしても、麻衣が抵抗するのも無理はない。お祖母様もまさかこんなおかしな水着だとは、 夢にも思わなかっただろう。それも、いつも買い物に来る地元のチープなイベントで、 披露しなきゃいけないだなんて……。 ……まったく、これを考えた奴っていい趣味してるわ! いくつになっても男どもってのは……。 ブーーーー おもわず心の中で愚痴をこぼしたとき、イベント開始のブザーが鳴った。出口のカーテンの 隙間から、会場の様子を伺う。 やだ、暗くてよく見えないけど、結構入ってる……。 あんなごついレンズで何を撮るつもりなんだろ? そこへやって来た、横柄な主催者に先へ進むよう促される。 ええいっ! やるしかないっ。精一杯客を沸かして、後でボーナスをふんだくってやるから! 私はまだ怖じ気づいてる麻衣の手を掴んで、カーテンの先へと飛び出していった。 続く?
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